母は『姉』も『妹』も関係無いと言う。
どちらが上だとか下だとか
そんなものありはしない。
そういう風に育ててきたと。
それは実際間違っておらず
現在関係は『対等』である。
だが、生まれてきた以上
『姉』であり『妹』だ。
もちろん、
生まれた時から今まで、
そしてこれからも。
親がどう考えようと
変えられない事実。
そもそも
私か姉を姉と呼んでいる時点で
母の思惑通りになっていないことは確実。
今更そんなことを言うなら
名前で呼ばせるとかなんとか矯正すれば良かったじゃないか
なんて愚痴のひとつでも言いたくなる。
とはいえ
妹はとくになんの責任も感じておらず
自由気ままを謳歌するつもりだ。
しかし、姉は真面目であるが故
『姉であること』
を忘れられずにいる気がする
例えば
姉は妹を守るべき とか
姉は泣いてはいけない とか
そんな固定観念に
囚われている節がある。
このようなことは歳下を持つ者であれば
良くあることなのかもしれない。
だが私は、それを危ないと思う。
常に役割に縛られる状態なんて
真っ平ごめんだ。
こう言うと
父親、母親などもそれに当たるのだが
そこは自身で選んだ道であろうから
考えることを放棄する。
親になることは選べても
『姉』や『兄』になることは選べない。
そのうち
『好きで姉になったわけじゃないのに』
などと大爆発してもおかしくない。
だからこそ
1番気の許せる人間であるべき
家族という括りが
足枷になるなんて
あっていいわけがないのだ。
母は『姉だから』
と言ったことは無い
そう言い張るが、
なにも言葉だけの問題ではない。
無意識の行動が指していることは
容易に想像できる。
一応言っておくが、父は論外だ。
昔 姉が
『お前ばっかり』と言いだし
喧嘩になった。
私からすれば姉ばかりずるい
であったが
結局お互いがそう感じていたなら
やはり姉妹の壁は壊せないのだ。
姉が母に
妹が生意気だと文句を言っていると聞く。
妹は何も背負っていないので
正しくその通り。
今回は
『妹のくせに』と言ったことで
母の地雷を踏んだようだったが。
そんなことより問題は
母が私に伝えることを
なんとも思っていないことである。
それを聞いて私がどう思うか
分からないなんて小学生か!!!
胸に閉まっておけばいいものを。
姉も幾分無神経なところがあるが
これは絶対母譲りだろう。
私?私は無神経ではない。
空気をよむ気がないだけだ。
このように、実際 生意気小娘である。
文句を言ってくれて構わない。
そんな可哀想な姉に
『姉』という肩の荷をおろせる瞬間が
もっと増えれば良いなと思う。
ちなみに、妹は楽だ。
生まれ変わっても絶対に
姉や兄にはなりたくない。
比べるまでもなく面倒。
母の日に
両親と姉を食事に誘ったら
母の日 兼 姉の日だと
なんだか喜んでいたので
少しだけ、親孝行ならぬ
姉孝行も増やしてあげよう。
もちろん、仕方なく。
だって私は『妹』だから。

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